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ウォールデン 森の生活/ ぼくはお金を使わずに生きることにした を読んだ感想_その1

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森の生活と、現代版の森の生活。続けて読んだら面白いかも、と2冊読みました。ただ、ウォールデン 森の生活については結構ボリュームがあり、まだ第1章の経済の章を読み終えたところです。ウォールデン 森の生活にはついては、また続きを読んだら感想を書こうかと思っています。
"ぼくはお金を使わずに生きることにした"については、最後まで読み終えました。

さて、感想についてですが、ウォールデン 森の生活については寝太郎さんに影響を与えただけあって本当にBライフの原型のような内容でした。

当時、アメリカでは家を建てるための相場が800ドルで、一日に働いて得られるお金は1ドル程度でした。それをソローは中古の小屋の廃材や、もろもろの資材などで28ドル12.5セントで家を建てます。19世紀当時でも家賃は頭を悩ます種で、ハーバード大学の寄宿舎の家賃が年30ドル程度だったそうです。その費用で家が建てられることを示しています。合わせて、学生に対して生きるための知識についての必要性も書いています。

以上のとおり、私は、、避難場所を手に入れたい学生が払う今の家賃の1年分で、一生使える家を建てられることを発見しました。こう書くと、自慢していると思われるかもしれません。けれども、私は自慢ではなく、読者を代表して、人間の可能性を誇っているだけですので、お許しください。
19世紀に既にこの考え方があったのが面白いです。


後は自身のセミリタイヤを目指す理由に近い言葉がありました。最も早い旅人は、足で歩くことといっています。勿論多少、比喩もありますが、汽車である場所に行こうとする時に労働をしてお金をためて汽車に乗るのと、直接歩いて向かうのとでは、歩く途中の経験を含めると歩いた方が手っ取り早いと書いています。

たしかに、お金をふんだんに稼ぐ人は、汽車に乗れます。ただし、十分に稼げるだけ長生きできればの話です。長生きすれば、働きすぎて頭が固くなり、旅したい気持ちは失せます。人生の最良の時期をお金を稼ぐために費やし、稼いだお金を、人生の最も価値の少ない残りの時期の怪しい自由を楽しむために使う人を見ると、私はインドでお金を稼いで青年期を過ごし、後にイギリスに戻って詩人の暮らしをしようとした、あるイギリス人を思い起こします。

これは現代でも十分に言えることでは無いでしょうか。平均寿命が80歳近くまで延びた現代で、60歳を過ぎて錆びた身体で自由を満喫できるでしょうか。そもそも自由が効かないようになっているように思います。今の1分の価値は30年後の1分の価値と等価であるとは思えないです。


後は今の断捨離にも近いものを感じますが、不要なものを持つことついても、人は家具を持てば持つほど貧しくなるといっており、物に縛られる人に対して必要なもののみを持つように勧めています。その中に引用のあったインディアンの慣習の話が面白かったです。
「バスクの祭りになると、人々は長い時間をかけて用意した新しい服、新しい鍋、新しい釜などのあらゆる新しい雑貨や家具を、古いものと取り替えます。古いものは町のあちこちの広場に集め、山のように積み上げます。そして、家の内外、広場、そして町のすみずみまで掃き清めて美しくし、掃きとったごみやチリも、古いものの山に加え、さらには古い残りの穀物その他の食物も、古いものの山に積み上げます。そして、古いものの山に火をつけ、燃やし、灰にします。次いで人々は薬を飲み、三日間の断食に入ります。(中略)
「四日目の朝、最高位の聖者が町の広場に出て、乾燥した気をこすり合わせて新しい火を起こします。この聖なる火を、町の人々が移し取って家に持ち帰るのです」
そして人々は引き続く三日間を、新たに収穫したとうもろこしと果実を食べて祝い、踊り、唄って楽しみます。
「そしてさらに、引き続く四日間を人々は、同じように古いものを新しいものと取替え、身を清め、収穫を祝ってきた近くの町の人たちと交流して楽しみます」

火は起こさないですけど、似たようなことを何となくやってみたいと思いました。

他にも食べることなどに気を使わなければ、そこまで働かなくても生きられることについても語っています。
私はというと、日雇いの肉体労働の仕事こそ、どんな仕事より独立を保てる仕事であることを発見しました。私は、この仕事を年に30日から40日すれば暮らせるところが、気に入っています。肉体労働者の仕事は太陽が沈めばおしまいで、あとは開放され、したいように過ごせます。それに比べ、肉体労働者の雇い主は、毎月、仕事の手配をし、年がら年中忙しく、ほんの一時も休めません。
こういったフレーズは既にどこかで聞いたことあるような、読んだことのあるような既視感を覚えます。短期アルバイトを3ヶ月やれば食っていけれるみたいな。

個人的には現代版の森の生活は何となく、Bライフなのではないかと感じました。


正直、後に読んだ "ぼくはお金を使わずにいきることにした"については、それほど心動かされる言葉はありませんでした。というより、Bライフ的な内容を期待して読んだ結果かもしれないです。現代版「森の生活」といわれている理由はよく分からないですが、私は森の生活をまだ最後まで読みきっていないので、残りの章について共通する部分があるのかもしれません。

内容は、お金という媒体を解さずに、相手との直接取引や、自然からの採取によって生活をしていくという社会実験を1年間行ったことについて語られています。化石燃料を一切使わないなど結構シビアなルールでの生活となっており、これはこれで読んでいて面白かったです。もちろん、25kgのオートミールを貰うために8時間 肉体労働をするなども行っているので、安く生きるための本では無いと思います。でも、移動を基本的にヒッチハイクで行ったり、ごみ箱を漁って廃棄された食べ物を”採取”したり、さらにタダで手に入れた食材でタダメシパーティを開いたりと、行動力に感心します。また筆者もちょっとしたジョークを至る所に書いてあり、読み勧めやすかったです。
後、イギリスの冬は本当に辛そうでした。。。日本だと、どちらかというと梅雨の時期などが一番きつい時期かと思っているのですが、やっぱり国によって違うのですね。

また筆者は今の石油に依存した社会や、製造プロセスの見えない商品を問題視しており、それを可能としているお金があるからであると書いています。今回の社会実験に、今のお金中心の生活を人に見直してほしいという目的もあります。
その中で、地球を株式会社に見立てた話を書いており、興味深かったので引用します。
お金は、富を簡単に、しかも長期間しまっておくことを可能にする。この便利な貯蔵手段がなくなったとしたら、地球とそこに住むあらゆる動植物の収奪を続けようと思うだろうか。必要以上の量をとっても利潤を簡単に長期保管できる方法が無ければ、おのずと、その時々に必要なだけの資源を消費するようになるだろう。
(中略)
地球を小売業者にたとえてみよう。世界の首脳達が店長だ。株式会社「地球」の店長達は四年間の短期契約で働いているので、次も契約を更新してもらえるよう、短いスパンでなるべく多くの利益を上げたい。そこで、年間の収益を水増しして損益計画書の見栄えを良くするため、レジスターと陳列台を一部売却することにする。
(中略)
その繰り返しの末に、持っていた資産を使い果たしてしまう。その間、株主はといえば、収益を再投資に回すより、実用性の低い短命な商品を買うことを選択してたのだ。
われわれの地球は、このたとえを地で行っている

この表現、気に入りました。その他にも社会問題について変わった視点で語られていることもあり、色々と考えさせられることが多かったです。また、筆者自身も強い使命感を持っているのだと何となく感じました。
あと、筆者の考え方からは 宴のあとの経済学 に通じるものを感じました。この筆者も石油に依存した社会について問題点を書き綴っており良書でした。

結論としては、どちらもお勧めなので、秋の夜長に読んでみては如何でしょうか。
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minimalismを読んだ感想のまとめ

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どうも、ご褒美のティータイムを満喫中のもぐらです。
「3個投げてやろう! 同時に3個、口でキャッチできるかな? 手使っちゃだめだぞ。」
で分かった人は重症です。でも一緒に旨い酒が飲めると思います。

さて、図書館でminimalismを借りてきて読んでいます。


minimalism 〜30歳からはじめるミニマル・ライフminimalism 〜30歳からはじめるミニマル・ライフ
(2014/03/25)
ジョシュア・フィールズ・ミルバーン、ライアン・ニコデマス 他

商品詳細を見る


作者は、ジョシュア・フィールズ・ミルバーンとライアン・ニコデマスというアメリカ人の2人組。
元々、年収数十万ドルという高給取りから、30歳でモノにより豊かになっていないことに気づきミニマリストとして生活をはじめます。

ちなみに、本の内容のいくつはホームページからのエッセイをまとめたもので、下記のHPからも読めます。
The Minimalists

■ミニマリズムとはそもそも何を指すのか。
私も正直分かっていませんでした。断捨離と何が違うの?みたいなイメージを持っていました。それをこの本は以下のように説明しています。

「ミニマリズムとは、幸せと満足感と自由を見つけ出す目的で、人生において本当に大切なものだけにフォーカスするために、不必要な過剰物を取り除くためのツールである」

大事なことは、フォーカスすること。捨てるだけはなく、自分にとって何が大切なものなのかを自分自身で選択し、集中することが大事なのだと書いています。

■捨てることについて
特に印象に残ったのは、「感傷のこもったアイテムを手放す」のストーリーで、ジョシュアが母親の形見を整理している時に、母が自分の子どもの頃の記録を、しっかりとテープに閉じられた箱にしまっていたことを見つけ感じたことを書いています。

僕は物ではない。自分という存在は自分の所有物以上のものだということ。

それを基点として自分が物がなくても母を思い出せることを感じものを処分していきます。一時期、良く使われた「モノより思い出」という言葉が何となくしっくりきました。

■仕事をやめたときの話
ミニマリズムとは関係ないのだけど、下記の文も面白かった。

「仕事を辞めた」の6文字を口に出すたびに最高な気分になるし、この6文字を書くたびに自由な気持ちになる。
恐ろしくもあり、爽快でもあり、怖くもあり、エキサイティングでもあり、シュールでもあり、信じられない思いでもあり、とにかくいろんな意味で言葉にならない感覚だ。


自分も一度辞めたことがあるけども、同じ感覚が蘇りました。

■ミニマリズムとお金について
後、ミニマリズムの生活を送る上での価値観についても書かれてあります。
セミリタイヤを目指す上でもそうなのですが、自由な時間と引き換えに高給をあきらめたり、お金ともある程度折り合いをつけていく必要があります。そんな時に考えるべきことをこんな言葉で表しています。

何かを買う前に「このコーヒーには2ドル分の自由をあきらめる価値はあるのか?」と僕は自問するようになった。

■インターネットについて
ジョシュアはインターネットの接続を制限しています。ただtwitterやfacebookなどSNSもやっています。
私はネットがあれば、無人島でも暮らしていけると本気で思っていますが、確かにネットによって自分の本当に取るべき時間が失われていることを感じることもあります。そんな自分に響いたのは、ジョシュアのこんな言葉でした。

インターネットは悪くない。それはキャンディが悪くないのと同じことだ。ただし食生活もほとんどキャンディばかりだと、病気になりやすくなったり、すぐに太ったりしてしまうだろう。だから僕は家にキャンディを置かないようにしている。

ぐうの音も出ない。

まぁ、最後は置いておいて改めてミニマリズムはいいものだと感じられる一冊でした。

みなさんも読んでみては、いかがでしょうか。






プロフィール

もぐら

Author:もぐら
30代独身。雇用に束縛されず、精神的にも経済的にも社会的にも独立することを目標に日々をすごしています。打たれ弱い豆腐メンタルと過剰なまでの楽観主義の持ち主であり、扱い辛い社会不適合者です。
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